「区民レポーターとして見る足立区の魅力」
本日の定例会がNPO活動支援センター会議室で行われることで、当センター発行の「A-Partners」の区民レポーターとして現在取材デビューしたことをご報告したい。見守る会の事務局の立場としてワークショップを経験し、多くの団体ともっと連携したいという思いからである。取材を通して今まで以上に多くの方との出会いがあり、しっかりと地域活動をされているが認知されていない団体もあることがわかった。今後もつながることの大切さを感じながら区民レポーターとしてもがんばっていきたい。そこで最初に作った課題文章を今回の三分間スピーチとしたい。
課題 「足立区の魅力」
「1+1」は「3以上」と教えた算術と「1+1」は「2」とする算法の違いを学ばせた寺子屋文化が盛んであったことは、足立区の誇るべき史実ある。そんな足立区に住んでいることを20年目にして、恥ずかしながらやっと知った。かつて鷹狩りの場所であったこの地に必要な「御鷹場法度証文」を手本にして、自ら伝え教える医師吉田順庵の姿勢から、時の将軍吉宗は法度を作るだけでなく伝えることの大切さを学び、この足立の「寺子屋のこころ」に理解を示していたと伝えられているそうだ。
平成になり、足立区は5大学を有する文教地区の仲間入りをし、さらなる変貌を続けている。まるで地域全体を学びの場所として捉えたかのような歴史へのタイムスリップだ。確かな腕を持つ職人気質の「産」、その「産」とまちづくりを試行するキャンパスを飛び出す「学」、その「産」と「学」のコラボレーションをサポートする「官」、そしてすべての主役は私たち足立区民である「民」。歴史によって培われてきた土壌だからこそその変貌と思えるのだ。
今を生きる歴史の証人として、主役である「民」の目線で「区民レポーター」ができるのであれば、私にとってそれは一番の「足立区の魅力」である。
【文:工藤理佳子】
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